5月12日、ビットコイン価格は24時間で1,815ドルから1,600ドルにまで下落した。一夜にして記録的な12%の価格急落だった。それからビットコインは比較的早期に回復しており、1,740ドル台の値を付けている。

ATH

ビットコイン価格は7日間連続で記録的な上昇トレンドをキープし、ほぼ毎日過去最高値を更新し続けている。5月5日から5月12日にかけてビットコイン価格は1,500ドルから1,850ドルに達した。週ベースで考えると一週間で350ドル上昇するペースだ。

しかし、5月12日の夜には、ビットコインは急落し、12%もその価格を落としている。

市場の中には1,500ドル台にまで急落したところもあり、ビットコインの短期的な価格高騰の理由付けとトレンドの継続が続くのかどうか、投資家の懸念は募っている。

反発

今のところ、ビットコインは反発を示し、既に急速に回復し始めている。ビットコイン価格は移動平均収束発散方式により分析すると、この記事を書いている段階でまたいくつか記録的な値動きを見せており、数時間で1,700ドル台へ再突入した。

BTC chart

現在、ビットコイン価格は強い勢いを保ち続けており、1,730ドル台で取引が行われている。過去数週間を通してそうだったように、グローバルマーケットシェア49%を誇る日本のビットコイン取引市場が価格上昇の流れを牽引し、約1,800ドルで取引されている。

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新たなモメンタム

ビットコイン価格は、5月1日から5月12日にかけての12日間で、1月から4月までの4ヶ月間全体の値動きより大きくその価格を上昇させている。そのため、最近の急な予期せぬ価格高騰を考慮して、投資家やトレーダーたちは調整局面入りを望んでいる。

コインテレグラフは以前、一連の記事の中で、機関投資家の参入や日本のビットコイン取引所の爆発的な成長によって、中期的なビットコインの価格トレンドに大きな影響が及んだが、市場は急な反発の後に安定を強いられた理由を解説した。

ビットコインの価格は、初期の調整局面入りの後再びラリーを再開する可能性が高い。5日10日、コインテレグラフは、世界のビットコイン市場を牽引する日本のビットコイン取引所が、手数料に関する意向を明示したと記事で取り上げた。

同時期、世界最大のビットコイン取引所、biFlyerの加納裕三CEOは次のように述べている

「ビットコイン取引における取引手数料と、ビットコインFXにおけるスワップポイントをいただきます。つまり、1月より前の中国とは状況が異なります。ビットコインだけでなく全ての暗号通貨市場へ資金が流入していくことを期待しています」


ビットコイン価格がさらに高騰し新たな安定期に入り、日本のビットコイン取引市場を含む主要市場で爆発的な成長が見込めれば、ビットコイン価格は新たなラリーを生む可能性が高いだろう。