ビットコインが一時3万6500ドルを付けた。現物型ビットコインETFの承認への期待感が背景にあるとみられる。

Trading Viewによれば、仮想通貨取引所ビットスタンプでビットコインは一時3万6556ドルを付けた。これは2022年5月以来、約1年6ヶ月ぶりの水準となる。

背景となったのは現物型ビットコインETF承認の可能性が高まっていることだ。

ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏とエリック・バルチュナス氏は、11月9日から17日にかけてSECが12件の現物型ビットコインETF申請全てを承認する可能性があるとの分析を出した

この期間が短い理由は、SECが保留中の現物型ビットコインETF申請のいくつかの期限を延長した際、コメント期間の最終日として11月8日を選択したためだ。11月17日から、グローバルXビットコイントラスト、ハッシュデックス・ビットコインETF、フランクリン・ビットコインETFを含む3つの申請に対するコメント期間が再開し、それらが承認または否認されるのは早くても11月23日以降となる。

またビットコインETFを巡っては、暗号資産運用会社のグレースケールは、信託商品GBTCを現物型ビットコインETFに変換するための申請について、規制当局との協議を開始したとの報道も9日に出ている。