米国のビットコイン上場投資信託(ETF)は、5月29日に2週間ぶりの資金流出を記録した。この日、流入を維持したのはブラックロックのETFのみだった。

コイングラスのデータによれば、11本のビットコインETF合計で5月29日に3億4700万ドルの資金流出が発生し、10営業日連続の資金流入記録が途絶えた。前回の流出は5月13日であり、それ以来の資金減少となった。

この流出額は、3億9600万ドルがETFから流出した3月11日以来、1日あたりで最大の規模となった。

この日、ビットコイン価格は3.5%超下落し、日中高値の10万8850ドルから10万5000ドルを割り込む場面もあった。

最大の資金流出を記録したのはフィデリティの「ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)」で、1億6600万ドルが引き上げられた。次いで、グレースケールの「ビットコイン・トラスト(GBTC)」が1億750万ドルの流出となった。

このほか、ビットワイズ、ARK21シェアーズ、インベスコ、フランクリン・テンプルトン、ヴァンエックの各ETFも流出を記録。一方、コインシェアーズ、ウィズダムツリー、グレースケールのミニ・ビットコイントラストは資金変動がなかった。

Spot Bitcoin ETF flows: Source: CoinGlass

ブラックロックの「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」だけがこのトレンドに逆らい、1億2500万ドルの流入となった。ブラックロックのETFの連続営業日流入記録は34日に達し、最後の流出は4月9日となっている。

ブラックロックのETFは過去2週間で40億ドル近くの資金流入があり、累計流入額は490億ドルに到達。運用資産残高はすでに700億ドルを超えている。

ETFストアのネイト・ジェラシ氏は5月29日、過去5週間でビットコイン現物ETFには90億ドル以上が流入した一方、金ETFからは約30億ドルが流出したと指摘している

イーサリアムETFは流出トレンドを回避

一方、現物イーサリアムETFは、同日も資金流出を回避し、9200万ドルの純流入を記録した

これにより、イーサリアムETFは5月15日以来、10営業日連続で資金流入を維持している。

ブラックロックの「iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)」は、そのうち最大の流入額となる5000万ドル超を集め、2024年7月のローンチ以降、累計で45億ドルの流入となっている。

Ether ETF inflow streak continues. Source: CoinGlass

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