ビットコイン支持者として知られるキャシー・ウッド氏が率いる投資会社ARKインベストは、上場取引型商品(ETP)プロバイダーの21シェアーズと協力し、新たなデジタル資産上場投資信託(ETF)を立ち上げる。ARKと21シェアーズは、投資家が取引ポートフォリオにデジタル資産を取り入れるための「堅実な選択肢」を提供することを目指している。
21シェアーズのウェブサイトによると、両社はオンチェーン・シグナルと仮想通貨ネイティブの経験を活用し、ビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)の先物契約に投資することで「長期的な資本増加」を達成する。
発表された目論見書によると、5つの商品が来週に取引開始予定だ。さらに、これらのETFはシカゴ・オプション取引所(CBOE)に上場される。また、同社は現物BTCに直接投資する機会を投資家に提供しないことを強調した。同社は免責事項で、BTC価格にエクスポージャーを求める投資家は他の投資形態を検討するべきだと強調した。
ビットコインとイーサの先物以外にも、「ARK・21シェアーズ・ブロックチェーン&デジタルエコノミー・イノベーションETF」という商品も設計されており、ブロックチェーン業界の上場企業株に投資する。21シェアーズによると、これにより投資家はブロックチェーン技術の成長に対する「全面的なエクスポージャー」を得ることができるという。
一方、ブルームバーグのアナリストたちは、米証券取引委員会(SEC)が現物型ビットコインETF申請を承認する可能性があると指摘している。11月8日、ETFアナリストのジェームズ・セイファート氏とエリック・バルチュナス氏は、SECが全12件のETF申請を承認する可能性があると述べた。ただし、これはあくまで可能性であり、まだ何も確定的なものはないとアナリストたちは強調している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン