ビットコインの価格が1BTC=1,000ドルまでその値を上げる可能性が60%あり、そしておそらく、2016年にはそれ以上価格が上がる残りの可能性が40%。”私の投資してきた金額は、来年にはその値を回復し実を結ぶことでしょう”と、エコノミストであり、投資家でもあるTuur Demeester氏がラテンアメリカビットコインカンファレンスで述べた。

 

“私たちは増々その値を上げていくバブルのさなかにいます。一体どこまでその値は上がっていくのでしょうか?注視すべきことはそこまで多くはありません。まずは感情です―人々がどう現状について語り合っているのか、人々がビットコインに投資して資産を積立てる現状が想像できますか? ビットコイン以外のものに投資して、今後5倍も10倍にも資産が増えていくソリューションが他にはないのではないか、と思えるほどに、最早懐疑的に捉える必要はなくなりました。こういったことに関心をもっと持つべきなのです。”

 

彼は保険証券としてビットコインを利用しようと考えていて、その価値は十分にあると考えている。

 

“もし手持ちで100米国ドル分あるとしたら、少なくとも0.5から1ビットコインはビットコインとして持っておきたいと思っています。”

 

他の利用方法としては、投機的な有価証券としての利用方法がある。

 

“市場において、政局に積極的に対応出来る有価証券としての価値があります。例えば関心度がとても下がってしまっているなかで、巨大な株式市場バブルと債券バブルのさなかにいたとしましょう、私はきっと破産する可能性のないハードアセットに投資することでリスクを回避すると思います。投機的な有価証券のうち、3から5%です。それは金かもしれませんし、状況に応じて変わってくるとは思いますが”

Tuur氏はまた、ビットコインが、若い世代の人達の早期リタイアや、見返りのあるリスクに抵抗のない人達のための選択肢にもなり得るとも考えているようだ。

 

“バルバドスの中央銀行でさえ、その基本ケースとなるシナリオを研究し想定していましたし、10年後には、ビットコインの価格が300万米国ドルにまで上昇するだろうと見積を算出しています。専門家たちのこういった発言が正しいとは思いませんが、この金額は実はあまり突飛なものではないのです”