著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

10月1日のビットコイン(BTC)対円相場は13,635円(1.2%)安の1,123,999円と2日続落。前日東京時間(9月30日)の米大統領候補テレビ討論会中は、狭いレンジ内で下値を模索したBTC相場だったが、その後は一部アルトコインと金相場の上昇が支えとなり、113万円から反発。米民主党が本日採決を目指す2.2兆ドル規模の経済対策案への期待から米主要3指数もこの日は反発し、こうした流れの中でドルが弱含んだこともBTCの支援となった。

昨日もNY時間序盤までは概ねこうした流れが続き相場は一時115万円にタッチしたものの、米商品先物取引委員会(CFTC)がマネロン防止策の実行維持を故意に怠ったとして、香取引所ビットメックスの役員4人を銀行秘密法違反の疑いで告訴したことに加え、連邦捜査局(FBI)が内1人でCTOのサミュエル・リード氏を現地時間朝方に逮捕したと伝わると、相場は110万円周辺まで一気に急落した。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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