著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

4日のビットコイン(BTC)対円相場は14,194円高(+ 1.35%)の1,068,234円と2日続伸し、今月2日の急落の半値戻し水準まで浮上した。一時は対ドルで節目の10000ドル水準となる108万円台に乗せたBTCだったが、2日に特定不明のマイナーの送金が検知されたことが冷水となり反落し、1015531円まで下げ足を速めた。しかし、マイニングディフィカルティーの大幅な下方調整が見込まれる中、ネットワークの安定を織り込む形で押し目買いに支えられ、2日以降の相場は底堅く推移すると、4日には欧州中央銀行(ECB)の金融緩和政策拡大や、米新規失業保険申請件数が予想を上回ったことを手掛かりに103万円周辺から一段高となった。

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