著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

16日のビットコイン(BTC)対円相場は157,591円(3.12%)高の5,210,999円。この日の相場は14日の過去最高値を更新し、対ドルでは一時、大台の50,000ドル(≒530万円)に乗せる場面もあった。

直近のBTC相場は、対ドルで節目の50,000ドルを巡りやや荒い値動きとなっており、14日に初めて520万円台に乗せた相場は、翌15日に利食い売りが入り、東京市場時間に480万円まで急落したが、その後は粘り腰を発揮し500万円台に戻した。16日の東京市場時間には、一段高で再び520万円台に乗せ、マイクロストラテジーがBTC購入を目的とした6億ドルの転換社債発行計画を公表すると、相場は一時532万円まで急伸し対ドルで50,000ドルを突破したが、直後には目標達成感から売りが入り、NY市場の中盤には506万円周辺まで値を下げた。

NY市場引け後には、カナダで二つ目のビットコイン上場投資信託(ETF)承認の報を受け相場は切り返し、足元では520万円台を回復しているが、対ドルの大台を巡る攻防に決着はついていない。

bitbank第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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