著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
24日のビットコイン(BTC)対円は6日続伸し、昨年5月4日ぶりに終値で500万円を回復した。ナスダックのクリアリング機関DTCCにブラックロックの現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)のティッカー(IBTC)が掲載され、前日のBTC相場は終値で490万円を回復すると、この日の東京時間も上昇の流れが続き、525.7万円まで上値を伸ばした。しかし、ドル建てで35,000ドル周辺となる同水準で上値を抑えられると、米時間にはDTCCからIBTCが削除されたことで、相場は500万円近辺まで押した。ただ、米市場引け後にはDTCCにIBTCが再掲載されたことが伝わり、BTCは徐々に戻りを試す展開となり、507.2万円で引けた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成