著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
26日のビットコイン(BTC)対円は430万円台で小幅に下落し、週末から三日続落となった。伝統的金融機関(TradFi)の参入が相次ぎ、先週は上値を追う展開を演じたBTC相場だったが、金曜日にドル建てで年初来高値を更新すると失速し、週明けは小緩む展開で節目の30,000ドル(≒430.2万円)割れを試す展開で始まった。一方、相場は心理的節目で買い支えられると、先週、米EDX Marketsに上場され、来年1月頃には半減期を控えるビットコイン・キャッシュ(BCH)が上伸し、BTCも連れ高で439万円を回復。その後は米株市場の軟化に連れて再び30,000ドル水準下抜けを試したが、節目の水準ではしっかりと買い支えられた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成