著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

21日のビットコイン(BTC)対円相場は97,437円(1.84%)安の5,204,790円と二日続落。

ドル円相場の反動安(ドル安円高)を受け、20日のBTC対円は530万円台で上値を抑えられる場面もあったが、欧州株の上昇を受けて切り返し540万円にタッチ。その後、原油価格の一時的な下落や米株の下落を受け520万円台前半まで反落したが、対ドルで節目の41,000ドルとなる同水準で反発し、21日の東京時間には530万円台中盤まで戻すと、テスラの好決算を受けてナスダック指数先物が上伸、BTCも連れ高となり、米市場寄付きには550万円にタッチした。

一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がこの日行われた国際通貨基金(IMF)のイベントで、政策金利に関して「中立な水準まで迅速に引き上げる」と発言したことを受け、米株が急落。ナスダック指数は直近安値を割り込むほど強く押し、BTC相場は連れ安の様相で米時間は下げ一色に終始。今朝方には510万円にタッチしている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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