ギャラクシーデジタルのマイク・ノボグラッツCEOによれば、個人投資家に代わって、よりリスク回避的な機関投資家が参入しているため、仮想通貨市場における桁外れのリターンは終わりに近づいている可能性がある。
ノボグラッツ氏は火曜日、ニューヨークで開催されたCNBCデジタル・ファイナンス・フォーラムで、こうした変化は業界の成熟を反映していると述べた。
「個人投資家は年率11%のリターンを求めて仮想通貨に入るわけではない。30倍や8倍、10倍を狙って参入する」と同氏は語った。
同氏は2022年のFTX崩壊にも言及した。この事件は弱気市場を招き、ビットコイン(BTC)価格は同年11月に6万9000ドルから1万5700ドルへと78%下落した。「あの時、信頼の崩壊が起きた」と振り返った。
また、10月10日のレバレッジ清算についても触れ、「多くの個人投資家やマーケットメイカーを一掃した重要な出来事だった」と評価。大きな直接的要因があったわけではないが、売り圧力を強めたとした。
「今回は明確な引き金はなく、何が起きたのかと周囲を見回す状況だ」と述べた。
「仮想通貨はストーリーの世界だ。その物語を築くには時間がかかる。人々を引き込みながら形成していくが、多くが退場すると、ハンプティ・ダンプティはすぐには元に戻らない」
トークン化RWQが市場をけん引へ
ノボグラッツ氏は、業界が高リターン投機から、より実用的な用途へと移行すると見ている。その代表例がトークン化された現実世界資産(RWA)であり、より安定したリターンを提供する分野だ。
投機的取引は今後も残るが、「同じ仮想通貨のレールを使い、銀行や金融サービスを世界中に届ける方向へ置き換わっていく。結果として、より低リターンの実物資産が中心になる」と述べた。
チェーンリンク共同創業者セルゲイ・ナザロフ氏も火曜日、同様の見解を示した。トークン化RWAは「業界全体の総価値で仮想通貨を上回り、業界の本質そのものを根本的に変える」と語った。
長期的なビットコイン支持者は問題ない
ライトスパーク共同創業者兼CEOで元ペイパル幹部のデビッド・マーカス氏は火曜日、ブルームバーグに対し、ビットコインの保有主体にも変化が起きていると述べた。
「ビットコインを保有する主体が変わっている。長期的信念を持って直接保有していた人々から、金融システムや市場を通じてアクセスする形へと移行している」
保有者構造の変化と10月10日のレバレッジ清算により市場の力学は変わったが、「ビットコインが市場で起きている他の出来事に対するヘッジだと長年信じてきた人々は問題ない」と強調した。
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