仮想通貨市場全体が下落する中、イーロン・マスク氏は22日夜、仮想通貨への支持を表明した。

13日にマスク氏率いるテスラが、ビットコイン決済の受け入れを停止すると発表したことを受けて以来、市場は下落を続けている。このことから、ツイッターユーザーから「仮想通貨でのあなたの行動について腹を立てている人たち」についてどう考えているかという質問が投げかけられた。

マスク氏は長期的な目線から、仮想通貨の重要な問題は短期的な価格変動ではなく、法定通貨との戦いにあると考えているようで、「結局のところ、私が支持しているのは仮想通貨だ」と指示を表明した。

仮想通貨に関するマスク氏のツイートは、市場が低迷する中で注目を集めている。下落が続いていることにより主要なデジタル資産の50%以上が失われ、強気相場が終わったのではないかという懸念も広がる。

マスク氏は仮想通貨を支持している発言を行う一方で、マイニングなどに環境に優しい方法が必要だと主張している。

同氏の発言によって市場が大きく上下することから、金融関係のメディアからも注目を集める。ビットコインに関してメディアでの露出が多いことから最近の調査では、オーストラリア人の約半数がマスク氏がビットコインの発明者であるというアンケート結果も出ている。ビットコインは、サトシ・ナカモトが発明したものにも関わらずだ。

しかし、世界第3位の富豪であるマスク氏に、現在テスラが保有しているビットコインとともに、同氏のビットコインを売却するよう求める署名活動が行われている。こうしたことからも、仮想通貨コミュニティはマスク氏に反感を抱いているようだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン