5月7日:週末にかけて350億ドル以上が仮想通貨市場から失われた。6日、ビットコイン(BTC)がレジスタンスラインの1万ドル目前に迫ったが、結局下落した。5日、合計時価総額が5000億ドルに近づいたが、コインマーケットキャップのデータによると、現在は本記事掲載時点で4290億ドルまで下がっている。コイン360のデータによると、1銘柄を除いた上位10銘柄のコインすべてが赤字となっている。
Market visualization by Coin360
ビットコインは本記事掲載時点で9226ドルで取引されており、24時間で約3%下落した。5日に9900ドルに達した後、9500ドルのサポートラインまで下落し、その後さらに下落している。
Bitcoin price chart. Source: Cointelegraph
イーサリアム(ETH)は現在703ドルで取引されており、24時間で8%近く下落した。米国の証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)の高官たちは本日(米国時間の7日)中にイーサリアムを証券に分類する可能性について話し合う予定になっているが、決断が下されるかどうか、または実際に公式声明が出されるかどうかは依然として不明のままだ。
Ethereum price chart. Source: Cointelegraph
今週これまでに強い上昇を見せていたビットコインキャッシュ(BCH)も7日に反落した。コインマーケットキャップのデータによると、ビットコインキャッシュは本記事掲載時点で1617ドルで取引されており、24時間で5%以上下落し、BTCに対し3%下落した。
コインマーケットキャップは6日、ビットコインキャッシュを促進するウェブサイトであるBitcoin.comをビットコインのページから通知もなく削除した。どうやら、Bitcoin.comがビットコインとビットコインキャッシュの違いについて誤った情報を提示したとして、腹を立てたビットコイン支持者により行われた最近のキャンペーンの結果のようだ。
ゴールドマンサックスによる仮想通貨取引開始の発表から、韓国のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)市場が間もなく再開される可能性があるというニュースに至るまで、今週数多くの好材料が出たものの、全体的に見て仮想通貨市場は弱気市場になったように見える。あるビットコイン賛成派のウォール街のアナリストは先週、ビットコインのグーグル検索件数の減少や仮想通貨ウォレットの低成長などの一般の関心の低下を示す兆候を指摘し、仮想通貨の普及が広がる兆しが、現在のところ弱まっていることを警告した。