Solana(SOL、ソラナ)の価格は現在、118ドルまで下落していますが、ソラナのエコシステム全体はここ2週間で大きな成長を遂げています。

その成長を先導しているのが「PumpSwap(パンプスワップ)」で、ソラナ系のミームコインローンチパッドである「Pump.fun(パンプファン)」によって、分散型取引所(DEX)として立ち上げられました。

PumpSwapは、3月20日の立ち上げからわずか10日間で、取引量が100億ドルを突破し、Raydiumなどの競合を追い越す勢いがあります。

PumpSwapと合わせてソラナエコシステムで注目を浴びているのが、ソラナブロックチェーン上にレイヤー2を開発しているSolaxy($SOLX、ソラクシー)で、同チェーンの取引環境を大幅に改善することを目標としています。

Solaxyは現在、$SOLXのプレセールを行っていますが、すでに2,890万ドル以上の大規模な資金調達に成功しており、取引所でのデビューに向けて、プロジェクトは順調に進んでいます。

低迷期から抜け出せない仮想通貨市場、成長を続けるソラナエコシステム

トランプ大統領は、日本時間で4月3日の早朝に関税政策に関する発表を行い、リスク資産である仮想通貨市場は、再び下落圧力に直面しています。

トランプ前大統領は、アメリカの貿易赤字を解消することを目指して、自国製品への関税に対抗する形で、中国やEU(欧州連合)、イギリスなどの各国へ、10%以上の基本関税をかけることを発表しました。

日本に対しても24%の関税導入が決定され、経済への影響が懸念されています。

今回、関税政策が緩和されることが期待されていただけに、仮想通貨市場には落胆の声が広がっており、一時2兆9,000億ドルまで上昇していた市場全体の時価総額は、現在2兆7,000億ドルまで下落しています。

このように、低迷期からなかなか抜け出せない仮想通貨市場ですが、ソラナのエコシステムはPumpSwapを筆頭に、成長を続けています。

PumpSwapは、従来の6SOLの移行手数料を撤廃し、トークン生成者とトレーダーの利便性を大幅に向上させています。

また、Pump.funで生成されたトークンへ、即座に流動性を提供し、シームレスな取引を可能にしてクリエイターに収益分配モデルを導入しています。

この点においてPumpSwapは、手動で流動性を移行する必要があるRaydiumに優位性を確立しています。

このように、PumpSwapの登場によって、ソラナブロックチェーン上の取引活動が急増しており、エコシステム全体がその恩恵を受けつつあります。

Solaxyの新しいソラナレイヤー2ネットワーク

今年1月、トランプ大統領夫妻がソラナ系の独自ミームコイン($TRUMP・$MELANIA)を発表しましたが、これによってソラナネットワークは大規模な取引障害を経験しました。

ソラナは、取引の速さと手数料の安さで人気を集めていましたが、予想以上にユーザーが殺到したことで、取引エラーが多発する問題を抱えていました。

ソラナの創設者であるAnatoly Yakovenko氏(アナトリー・ヤコヴェンコ)は、レイヤー2ソリューションを前向きに支持していませんが、Solaxyは同氏の考えを覆す存在になるかもしれないと期待感が高まっています。

Solaxyは、独自に開発しているソラナレイヤー2ネットワークによって、負荷の大きい取引処理をオフチェーンで処理し、取引結果のみを戻して書き込む「ロールアップ型」の構造を提案しています。

これにより、ネットワークの安定性・スピード・安価な手数料を維持しながら、ソラナの混雑問題を解消する効果が期待されています。

さらに、前述したPumpSwapと連携することで、流動性を維持しながら、レイヤー2によって取引速度を最適化できる可能性もあります。

Web3ゲーム・DeFi業界にも希望を与えるSolaxy

Solaxyの独自トークン$SOLXは、イーサリアムのERC-20で設計されており、ソラナとイーサリアムのクロスチェーン対応となる予定です。

ブリッジ開発には、Hyperlane社(ハイパーレーン)が協力しており、テストネット段階でも高度なセキュリティと安定性を実現しています。

そのため、SolaxyはWeb3ゲームにとって最適な環境をできる上、イーサリアムが中心となっているDeFi業界の成長にも、大きく貢献できるポテンシャルを持っています。

【Solaxyトークン公式リンク】
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