ロンドンに拠点を置く金融サービス企業Curveが、1つのカードに全てのデビットカードとクレジットカードを登録できるカードと、それぞれのカード毎の購入を管理できるアプリを発表した。

 

決済を1つのカードで

 

Curveのカードは一度35ユーロ支払えば後は無料で利用することができる。カードをセットアップするには、ユーザーはまずアプリをダウンロードし、それからカードを登録する。それぞれのカードでの決済がCurveのカードへと同期される。とても便利だが、他のカードと全く同じように利用でき、もちろん電源なども必要としない。

 

「Curveのサービスを利用することで、ユーザーは個人のクレジットカードやデビットカードを一つの決済カードとしてまとめることが出来、MasterCardが使えるところであればどこでもChipやPin、磁気ストライプと非接触技術などを利用し決済を行うことが可能です」

 

加えて、”ユーザーは取引手数料一切なしでMasterCardによる卸売率+1%で外貨レートにアクセス可能で、リアルタイムに一つの画面で全てのアカウントの取引を追うことが出来、全ての既存の報酬ポイントを継続して収集することが出来る”

他の大きな利点と言えば、Nectar、Tesco ClubCardなどを含む報酬ポイントを集めることが出来る点だ。

 

セキュリティは重要

 

もちろん、財務情報を一つの場所に保管するような場合は、セキュリティが最も重要になってくる。

 

「Curveは、業界一のセキュリティと不正防止システムによってお客様の財務情報をお守りします。Curveのサービスを利用することで、お客様の個人情報が他の小売業者に漏れるようなことは絶対にありません。代わりに、Curveを使ってオンライン、または店舗で何かご購入をされると、独自のトークンが決済を進める際に必要になり、これによりお客様の個人情報と実際のカードナンバーをお守りしています」

 

「我々が知る決済の定義は今揺らいでいます」と、Transferwise CEO兼共同創設者であり、2016年のCurveローンチ時に出資も行っている、Taavet Hinrikus氏は述べている―「今日、ついにCurveは人々の商品やサービスの買い方を大きく変える最初の一歩を踏み出します」