最近カナダで行われたイベントからわかることは、カナダ政府が今ビットコインをメインストリームとして採用するには絶好のポジションにいるということだ。

11月17日火曜日、トロントで行われたビットコイン・ミートアップの参加者の数は、過去最大級の動員数を記録している。

同日の早い時間には、Crypto Consultantの代表であり、すぐさまカナダのビットコイン・アンバサダーとして名乗りを上げたことでも知られるJason Cassidy氏と、オンタリオ証券委員会 (OSC) の間でミーティングが行われており、同氏にはカナダ国内の暗号通貨の法制化に向けて委員会に働きかけたいという思惑があったようだ。

 

Cassidy氏曰く―

 

カナダ国内では今、過去最高にビットコインとブロックチェーンへの関心が高まっており、まさに転換期に差し掛かっています。

 

誰もがビットコインを利用したがっている

 

そのビットコインという名の世界初の完全なる分散型仮想通貨に対して高まった関心は、一部の熱狂的なファンやテック界のパイオニアたちの間によるものに限らないという。オンタリオ州政府は、現在、ビットコインや、仮想通貨の将来的な法制化に向けて、積極的な役割を果たそうとしており、Cassidy氏が言うように、そういったトレンドは、ビットコインのメインストリーム化が現実へと近づくにつれ、今後数年で常識化すると思われる。

Cassidy氏は、この今までにない程に正しい方向へと向かおうとしている流れによって、様々なレベルで政府と協力的関係を結ぶきっかけとなるだろうと語る―”我々は、現在、エコシステムをさらに成長させることが出来る絶好の場所にいます。彼らと共に勤勉に働き、全てのカナダ人が納得のいく法的枠組みを作っていかなければなりません”

 

盛り上がりを見せるビットコイン

 

Cassidy氏は、現在のカナダにおけるこういったビットコインの盛り上がりに対して興奮を隠さず、2012年から暗号通貨業界に関わっているため、ここまでの流れを見れば、気分が高まらずにはいられないと語っている。

最後にCassidy氏はコインテレグラフにこう語ってくれた―”この偉大な国のために手を取り合い、仮想通貨のための合理的な枠組みが確立できるよう、様々な地位にある立法者たちと共に仕事ができることを楽しみにしています。近い将来、私が地方や国際的な舞台に立ちカナダを推していくことで、私、Jason Cassidyの顔を見かける機会も多くなるかもしれませんね。是非ともご期待ください”