過去2週間、ビットコインの需要は、世界的に金融市場が不安定な事や、主要な経済的変化、通貨切り下げなどが影響したことで急増している。

アナリストは、一旦790~800ドル台を突破すれば、すぐさま4桁台へ突入するだろうと分析している。

インドの500ルピー札と1,000ルピー札の廃貨、中国人民元の切り下げ、中国理財商品 (WMP) への締め付け、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利など、多くの要因がビットコインの価格高騰を急速にエスカレートさせたと言われている。

10月22日、大半の市場で、ビットコインは平均約660ドルで取引がされていた。11月20日までにビットコイン価格は約800ドルにまで達し、前回の775ドルというピークを上回った。

昨日は価格を下げたにも関わらず、732ドル辺りまで値を戻しており、10月下旬から毎月約100ドルの価格上昇がみられ、全ての準備通貨や、アセット、アルトコインの大半を上回っている。

 

800ドル台突破へ

 

アナリストの中には、一旦ビットコインが800ドルの壁を越えてしまえば、すぐにでも4桁台に突入するだろうと分析している者もいる。具体的には、もしそれが、知名度の高い投資家やトレーダーたちが、代わりのセーフ・ヘイブン的アセットを探すプレッシャー要因になり得る大きな経済的および財政的変化に裏打ちされているものだとするのならば、ビットコインが4桁台に突入する可能性は非常に高いということを示している。

 

 

ドナルド・トランプ氏が次期米大統領に当選したことで、ビットコインの価格はすぐさま730ドル台まで高騰している一方、多くのアナリストや、トレーダー、ユーザーは、これはあくまで短期的なトレンドであって、上値抵抗レベルに到達しなければ、元の価格帯まで値を下げるだろうと予想している。

しかしながら、最近値を下げているとはいえ、未だに737ドル周りの価格を保っており、トランプ氏の米大統領選出によって引き起こされた世界的な金融市場の混乱期よりも高値を付けている。

そういった流れからも、一旦800ドルの壁を越えれば、ビットコインが4桁に突入する可能性はかなり高いといえるだろう。