暗号資産(仮想通貨)の管理には、専用のウォレットが欠かせません。近年、イーサリアムウォレットの種類は増えており、セキュリティ面や使い勝手で個々に特徴があります。
この記事では、イーサリアム(ETH)ウォレットのおすすめ3選を紹介するとともに、それぞれの特徴や利便性を詳しく解説します。
また、安全にイーサリアムウォレットを利用するための注意点もお伝えしますので、ETHウォレットの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
イーサリアムウォレットのおすすめ3選
ここからは、イーサリアムウォレットのおすすめを一覧で紹介します。本記事で紹介するウォレットは、イーサリアムの他、多くのアルトコインの保管にも対応していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- Best Wallet(ベストウォレット):無料で利用可能、ステーキング報酬も獲得できるイーサリアムウォレット。
- My Ether Wallet(マイイーサウォレット):比較的古くから利用され、ERCトークンの保管に特化したオンライン型ウォレット。
- Ledger(レジャー):セキュリティ性に特化し、独自のOSを搭載しているハードウェアウォレット。
イーサリアムウォレットのおすすめを個別レビュー【2025年版】
①:Best Wallet(ベストウォレット)
Best Wallet(ベストウォレット)は、誰でも無料で利用できるアプリ型のイーサリアムウォレット。仮想通貨からNFTまで多彩なデジタル資産を1つのウォレットで一括管理できます。
Best Walletは200以上の分散型取引所(DEX)、60以上のブロックチェーン、20以上のクロスチェーンブリッジにも対応。複雑な手順を踏まずに、複数の銘柄をアプリ内で最適なレートで売買できる設計となっています。
中でも注目されているのは「Upcoming Tokens」という機能です。この機能では、近日中に上場予定のミームコインやICO仮想通貨がリストアップされ、将来有望な銘柄を検討しているユーザーに対して投資先を紹介します。Best Walletのユーザーは、この機能を活用して、上場前の事前販売に参加することが可能です。
昨年、Upcoming Tokens機能で選ばれたPepe Unchained(PEPU)は、取引所上場価格から10倍の成長を達成。一時時価総額は2億ドルを超え、トレンドトークンランキングで1位を獲得するなど、大きな盛り上がりを見せました。
また、Best Walletの基軸通貨であるBESTトークンを保有することで、以下の特典を受けることができます。
- 取引手数料の割引:BESTトークンの保有量に応じて、Best Wallet内での取引手数料が割引されます。頻繁に取引を行うユーザーは、コスト削減の恩恵を大きく受けられます。
- ステーキング報酬の増加:BESTトークンをステーキングすることで、銀行預金や投資信託よりも高い年利を得ることができます。
また、Best WalletはKYC(本人確認)不要で、すぐに利用を開始できる点も魅力です。イーサリアムウォレットを選ぶ際に迷っている方は、ぜひBest Walletを検討してみてはいかがでしょうか。
項目 | 説明 |
ウォレットタイプ | モバイルウォレット |
利便性 | ◎:スマホから簡単操作可能 |
セキュリティ性 | ◎:二段階認証で高セキュリティ性を持つ |
その他特徴 | 「Upcoming Tokens」機能で高リターン期待のICO仮想通貨に早期アクセス可能 |
②:My Ether Wallet(マイイーサウォレット)
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)は、ERC-20トークンの管理が簡単にできる点が特徴のオンライン型イーサリアムウォレット。これにより、イーサリアムブロックチェーン上で発行されるさまざまな仮想通貨を一元管理することが可能です。以下のメリットがあることから使い勝手の良さが魅力となっています。
- スマートフォンでも利用可能:MyEtherWalletは、スマホアプリ「MEWwallet」をインストールすれば、iOSやAndroidでも利用可能です。外出先でもトークンを確認したり、送受金したりと、いつでもどこでもアクセスできる便利さが提供されます。
- ハードウェアウォレットとの連携:セキュリティを強化したい方には、MyEtherWalletとハードウェアウォレットを連携させる方法も有効です。インターネットから切り離して仮想通貨を保管するため、高い安全性を誇ります。
- 仮想通貨や法定通貨のスワップ機能:MyEtherWalletでは、提携している仮想通貨取引所レートを使い、ウォレット内で仮想通貨や法定通貨のスワップが可能です。
これらの点から、MyEtherWalletは初心者から上級者まで幅広い層に対応しており、多くの仮想通貨ユーザーにとって欠かせないツールとなっています。
項目 | 説明 |
ウォレットタイプ | ウェブウォレット |
利便性 | ◎:スマホで利用可 |
セキュリティ性 | △:ハードウェアウォレットとの連携をしない場合は、セキュリティ性が低い |
その他特徴 | 比較的古くから利用され、ERCトークンの保管に特化している |
③:Ledger(レジャー)
Ledger(レジャー)は、その高度なセキュリティ機能に重点を置いたハードウェアウォレットです。Ledgerは「コールドウォレット」の一種であり、インターネットから隔離された状態で秘密鍵を管理するため、ハッキングや盗難のリスクを大幅に減少させることができます。更に以下の強みを持っています。
- セキュリティ重視の設計:Ledgerに搭載したチップは、クレジットカードやパスポートなど、機密性の高いデバイスにも使用される技術です。これにより、外部からの攻撃や不正アクセスからデバイスを守り、秘密鍵を安全に保護します。
- 独自のオペレーティングシステム:Ledgerは、独自開発のOS「BOLOS」を採用。このOSは、デバイスが正しく機能しているかを検証しながらセキュリティを強化し、外部からの攻撃や不正操作を防ぎます。
- 幅広い仮想通貨とNFTに対応:Ledgerのデバイスは、ビットコインやイーサリアムなどのメジャー通貨に加えて、アバランチやポリゴンなどのマイナー通貨、さらにERC-20トークンやERC-721トークンにも対応。LedgerLiveアプリを使用することで、イーサリアムベースのNFTもビジュアル化して管理できます。
こういった点から、Ledgerはセキュリティを重視するユーザーのニーズに応える形で、世界中の仮想通貨ユーザーから支持されています。
項目 | 説明 |
ウォレットタイプ | ハードウェアウォレット |
利便性 | △:普段使いには不便な面もあり |
セキュリティ性 | ◎:セキュリティ重視の設計、独自OSにより仮想通貨を守る |
その他特徴 | Bluetoothに対応し、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで接続可能 |
イーサリアム(ETH)ウォレットとは
イーサリアムウォレット(別名:イーサウォレット)は、イーサリアムとその関連トークン(ERC-20トークンなど)を保管、管理、および使用するためのツールです。
イーサリアムやミームコインなどの仮想通貨を保管するためには、専用の財布が必要です。この財布のことを「ウォレット」と呼びます。仮想通貨を安全に管理し、取引を行うためには、自分専用の仮想通貨ウォレットを準備することが重要です。
イーサリアムウォレットは、仮想通貨のアドレスと秘密鍵を格納する仕組みになっており、これによって仮想通貨の残高を管理します。
イーサリアムウォレットの種類
ウォレットには大きく分けて、以下の5種類があります。
①ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、仮想通貨の秘密鍵をオフラインで保管する物理的なデバイスです。普段使いには不便な面もありますが、オフラインで鍵を保管するため、高いセキュリティ性を誇ります。
②ペーパーウォレット
仮想通貨のアドレスや秘密鍵を紙に印刷して管理するウォレットです。: 紙の紛失や劣化のリスクがありますが、 完全にオフラインで管理できるため、セキュリティ性は高いです。
③モバイルウォレット
スマホやタブレットにインストールされたウォレットです。どこでもアクセスできるので非常に便利ですが、インターネットに接続しているため、ハッキングのリスクが存在します。
④ウェブウォレット
インターネット上の特定のウェブサイトで仮想通貨を管理するウォレットで、メタマスクが該当します。手軽に使用でき、どのデバイスからもアクセス可能です。インターネットに接続されているため、セキュリティ面ではリスクがあります。
⑤デスクトップウォレット
自分のパソコンにインストールして管理するウォレットです。 使用するデバイスが限定されるため、便利さはやや制限されます。インターネットに接続している状態ではありますが、パソコンに保存されるため、セキュリティは高いといえます。
これらのウォレットは、一般的に以下の「コールドウォレット」と「ホットウォレット」に分類されます。
- コールドウォレット:ネット環境から隔絶されたオフラインで管理されるウォレットです。ハードウェアウォレットやペーパーウォレットが該当します。
- ホットウォレット:インターネット接続が必要なオンラインウォレットです。モバイルウォレットやウェブウォレット、デスクトップウォレットが該当します。
ホットウォレットとコールドウォレットには、それぞれメリットとデメリットがあります。一方が完全に優れているわけではなく、用途によって使い分けが重要です。
例えば、日常的な取引にはホットウォレットを使用し、長期間保有するためにはコールドウォレットに保管するといった方法が有効です。
イーサリアムウォレットの始め方・導入方法
ここでは、いまユーザー数がどんどん拡大し注目を浴びているウォレット「Best Wallet」を例に、イーサリアムウォレットの導入手順をステップバイステップで解説します。
なお、Best Walletはアプリ内にローンチパッドを搭載。ユーザーは簡単に仮想通貨プレセールに参加が可能です。
ウォレットを持ったことがない方でも、本手順を参考にしていただくことで、安心してイーサリアムウォレットを利用することができるでしょう。
ステップ①:Best Walletのインストール
まず初めに、Best Walletをアプリをダウンロードします。
第三者サイト等でダウンロードすることによるハッキングリスク等を防ぐため、以下の画像の通りかならずBest Wallet公式サイトからダウンロードしてください。
ステップ②:メールアドレス設定
ダウンロードが完了次第、メールアドレスを入力し初期設定を行います。なお、Appleアカウント、Googleアカウントでも登録できます。
ステップ③:二段階認証設定
二段階認証とは、WebサイトやSNSなどのログイン時に、IDとパスワードのほかに別の認証を行う仕組みです。本人確認を2回に分けて行うことで、不正アクセスを防ぐセキュリティ対策として利用されています。
スキップすることも可能ですが、セキュリティ性を高めるために、以下の画面で二段階認証設定を登録しておく事が望ましいです。
ステップ④:パスワード設定
4桁のパスワードを入力後、「Enable Touch ID to log in」の項目をオンにすると、指紋認証によるログインが可能になります。
ステップ⑤:秘密鍵のバックアップ
秘密鍵とは、仮想通貨の所有権を証明する機密データで、ウォレット内で管理・保管されています。デバイスの故障や紛失に備え、Best Walletを再復元する際に必要となるため、必ずバックアップを取っておきましょう。バックアップ方法としては、以下の方法が推奨されます。
- オフラインでの保管:紙に書き写す、またはインターネットから遮断されたハードウェアに保存する
- 物理的な保護:紙やハードウェアを金庫など安全な場所に保管する
- 分散保管:複数の安全な場所に分けて保管する
秘密鍵を確認するには、以下の通り画面右下の「Settings」→「Manage Wallets」をクリックします。
続いて、「Main Wallet」をクリックします。
遷移後の画面で「Continue」をクリックします。
次の画面で、以下のように秘密鍵の文字列(赤枠内)が表示されます。
ステップ⑥:仮想通貨の入金
Best Walletに仮想通貨を入金するには、以下の3通りの方法があります。
- 仮想通貨取引所からトークンを転送し、Best Walletに入金
- ビットコインウォレットなど、自己所有のウォレットから転送し、Best Walletに入金
- Best Walletアプリ内の法定通貨オプションを利用して入金
これらの方法を使って、Best Walletに仮想通貨を安全に入金・保管することができます。
イーサリアムウォレットを利用する際の主な注意点
イーサリアムウォレットを安全に利用するためには、以下の注意点を守ることが大切です。
- 取引手数料と送金先の確認
- ウォレットとアプリの選択
- リカバリーフレーズとパスワードの管理
- 複数のウォレットの活用
これらを意識することで、主要仮想通貨のみならず上場前の仮想通貨など、どんなトークンでもより安全に管理することができます。上記注意点について順番に解説します。
取引手数料と送金先の確認
仮想通貨の送金や仮想通貨エアドロップの受け取りなど、取引の際には必ず手数料が発生します。取引前に手数料を確認し、取引数量に加え手数料分の仮想通貨を入金しておきましょう。
また、仮想通貨の送金先アドレスを誤ると、仮想通貨が失われる可能性があります。送金前にアドレスが正しいか、ネットワークの選択ミスがないかを確認することが重要です。
例えば、イーサリアムとイーサリアムクラシックでは異なるネットワークが使われているため、間違ったネットワークに送ってしまうと、仮想通貨が戻らない場合があります。
最初に少額のテスト送金を行い、慎重に確認しながら入出金や取引を行うと安心です。
ウォレットとアプリの選択
ウォレットは信頼できる公式サイトやアプリストアからダウンロードしましょう。過去には、偽サイトや偽アプリによる以下の盗難事例が発生しました。
- 偽サイトでウォレットをダウンロード:有名な仮想通貨ウォレットを模した偽サイトにアクセスし、個人情報や仮想通貨を盗まれた事例がありました。
- 非公式ウォレットの購入:通販サイトで非公式のウォレットを購入し、ウォレットにウイルスが仕込まれていて、個人情報や仮想通貨が盗まれた事件が発生しました。
- 偽アプリの事例:2019年に、ハードウェアウォレット「トレザー」の偽アプリがGoogle Playに登場しました。
- バイナンスの偽アプリ:2021年には、海外取引所「バイナンス」の偽アプリが公開。接続して送金すると、仮想通貨が戻ってこない事例が発生しました。
偽ウォレットや偽アプリを使うと、個人情報や仮想通貨を盗まれる危険があります。悪質なサイトやアプリからのダウンロードを避け、安全な方法でウォレットを入手することが大切です。
リカバリーフレーズとパスワードの管理
リカバリーフレーズ(バックアップフレーズ)はウォレットにアクセスするために必要不可欠な情報です。これを忘れたり他人に知られると、仮想通貨を取り出せなくなります。
リカバリーフレーズは紙に書き、安全な場所に保管しましょう。また、パスワードや秘密鍵もオンラインストレージやスマートフォンのメモに保存するのは危険です。物理的に安全な場所で管理することをおすすめします。
複数のウォレットの活用
インターネット接続されているウォレット(ホットウォレット)は、常にハッキングのリスクにさらされています。そのため、保管する通貨の量や用途に応じて複数のウォレットを使い分け、リスクを最小限に抑えることが重要です。
例えば、USDTなど他の仮想通貨の購入資金はホットウォレットで保管。1000倍上昇仮想通貨は、利益確定するまで時間がかかるためコールドウォレットで保管する等が有効です。
また、ウォレットのセキュリティ機能(2段階認証など)を十分に確認し、安全性を高めることが重要です。
まとめ
2025年の仮想通貨バブルが期待される中、仮想通貨投資を始める人が増えると予想されています。しかしその一方で、セキュリティの脆弱性を狙った詐欺や盗難の事例も増加することが懸念されます。そうした状況下で、適切なウォレットを選ぶことは極めて重要です。
イーサリアムウォレットは、自分の利用目的や保管する通貨の量に合ったものを選ぶことが大切です。例えば、日常的な取引にはホットウォレットを、長期保管にはコールドウォレットと、用途によって使い分けることも効果的です。
さらに、ウォレットのセキュリティ機能も重要です。2段階認証を設定し、秘密鍵の管理を徹底することで、仮想通貨をより安全に守ることができます。
当メディアでおすすめするBest Walletは、セキュリティ性が高く利便性も優れており、世界中で続々と利用されています。ステーキング報酬の獲得やICO仮想通貨への参加機会など便利な機能も搭載し、投資利益を増やすチャンスも提供しています。
Best Walletはおすすめ仮想通貨など多くのトークンの保管に適しているので、この機会にぜひ利用を検討してみるとよいでしょう。