31日の仮想通貨相場はまちまちの展開。ビットコイン(BTC)が3900ドルを再び割るも、年末で取引参加者が少ない中、下げ幅は限定的だ。時価総額でイーサリアム(ETH)がリップル(XRP)に近づいている。

Market visualization

Market visualization from Coin360

ビットコインは、わずかに下落し、3880ドル付近で推移している。先週月曜日には、4271ドルをつけていた。

Bitcoin 7-day price chart

Bitcoin 7-day price chart. Source: CoinMarketCap

時価総額2位のリップル(XRP)は、過去24時間で比較的安定した動きが見られた。執筆時点で、0.364ドルで推移している。ビットコインと同様、先週月曜日につけた0高値である0.446ドルからはまだはるかにしたの水準だ。

Ripple 7-day price chart

Ripple 7-day price chart. Source: CoinMarketCap

時価総額3位イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)の差は縮まってきている。イーサリアム(ETH)の時価総額は約142億ドルで、リップル(XRP)の約148億ドルに近づいている。最近は、業界の重鎮からイーサリアム (ETH)の反発を予想する声が出ていた。過去2週間でリップル(XRP)は26.9%上昇する一方、イーサリアム(ETH)は59.8%のプラスだった。

イーサリアムは執筆時点で約1%の上昇。執筆時点で136ドル付近で推移している。仮想通貨取引所ビットメックスのヘイズCEOは、「ICO市場の復活とともにETHはすぐに200ドルを回復する」と予想した

Ethereum 7-day chart

Ethereum 7-day chart. Source: CoinMarketCap

主要20種の中で、EOSとダッシュが3%近く上昇。EOSは、フォビ・グループがEOSを基軸通貨とした取引所を来年前半に立ち上げると発表していた。ネオが最も上げ幅が大きく、3.5%のプラスだった。

仮想通貨市場全体の時価総額は、先週月曜日から170億ドルほど減少し、現在は1470億ドル付近で推移している。

Total crypto market cap 7-day chart

Total crypto market cap 7-day chart. Source: CoinMarketCap