JPモルガンでブロックチェーン業務に携わっていたスタッフらが立ち上げた、カデナ(Kadena)は、独自ブロックチェーン「Chainweb」のメインネットを立ち上げた。11月4日に発表した。ビットコインと同じプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用しつつ、複数のチェーンを組み合わせてスケーラビリティの問題の解決を目指す。
発表によれば、カデナはメインネット立ち上げと同時に独自トークンウォレット「Chainweaver」もローンチした。また11月5日から2000万ドル(約21億円)のトークンセールも行う。
カデナのウェブサイトで説明されているように、ブロックチェーンのメインネットを立ち上げたことで、マイナーがパブリックブロックチェーンネットワークに参加し、カデナコインをマイニングできるようになった。
カデナはトークン販売プラットフォームのコインリストで、トークンセールを開始する。2つのタイプに分けられており、米国内と米国外の投資家などの区別で適用される規制が異なる。
カデナは2016年に元JPモルガンのブロックチェーン開発者らが設立した企業。今年8月時点で、1490万ドル(約16億円)を調達している。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版