米国でビットコイン(BTC)ATMサービスを展開するリバティXは、同社のビットコインATMネットワークに新たに90機のATMを追加する。ATM市場専門誌「ATMマーケットプレイス」が7月18日に報じた。
リバティXは、ATM運営会社のデザートATMと提携。デザート社が設置しているGenmega社製のATM 90機にリバティXのビットコインサービスをアップロードする。AMPMやアルコ&シェブロンといったガソリンスタンドなどに設置されるているATMが対象となる予定。
リバティXとATMメーカーのGenmega社は、GenmegaのどのビットコインATMでもデビットカードでビットコイン購入が可能にすることを目的に、2018年10月に提携しいる。
リバティXのクリス・イムCEOは、同社はすでにATM運営会社と提携して、提携先のATMが設置されている箇所で同社のサービスを提供していると述べた。現在同社のネットワークは43州に広がり、ユーザーはビットコインを一度に3000ドル(32万円)まで購入できるとしている。
今年1月、リバティXは、ニューヨーク州で仮想通貨ビジネスを展開する上で必要な「ビットライセンス」を取得。これにより、NYでデビットカードを使い、従来のATMからビットコインを購入するビジネスが認められた。
ビットコインATMをめぐっては、最近では、カナダの仮想通貨取引所コインスクエアが、従来のATMでビットコイン(BTC)などの仮想通貨を販売できるようにするソフトを開発する米ジャスト・キャッシュを買収したとている。
仮想通貨ATMは世界で拡大中だ。今年6月には5000台を突破し、7月17日時点では5180台のATMが設置されている。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版