ドイツのブラックマンタ・キャピタル・パートナーズは、ベルリンの不動産1200万ドル(約13億円)相当のセキュリティトークンオファリング(STO)を公開した。
不動産会社ティグリス・イモビリエン(Tigris Immobilien)と共同のプロジェクト。
合計約2000平方メートルを含む不動産で、ほとんどが40から60平方メートル規模の個別のアパートだという。2022年までに建設完了予定で、投資家や持ち家とする人に販売される予定。
トークン保持者は、販売利益の20%を共有する。「通常ならプロの投資家で占領される利益率の高い不動産プロジェクトに一般の投資家も参加できる」機会だとしている。
最低500ユーロ(約5万8800円)から最大200万ユーロ(約2億3500万円)で投資できるという。
ブラックマンタの共同創設者でマネジングパートナーのクリスチャン・プラッツァー氏は、コインテレグラフに対し、STOは伝統的な不動産投資に比べて、低トランザクション費や透明性など数々の利点があると述べている。
また、同社の広報担当は、ドイツの規制により現時点で提供できるのはドイツとオーストリアの投資家へのみだが、他の欧州圏や他の商品についても現在取り組んでいるとしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン