米証券取引委員会(SEC)は、米仮想通貨資産マネジメントのビットワイズが申請しているビットコインETF(上場投資信託)の可否判断を延期した。ビットコインETFは、さらなる機関投資家の参入を呼び込むきっかけになると市場関係者から期待されている。
ビットワイズのビットコインETFの審査期限を5月16日だった。SECは最大で240日間を審議にかけられる。審査がスタートしたのは、2月11日だ。
一方、ビットワイズのすぐ後に申請されたもう1つのビットコインETF(米運用会社ヴァンエックらが申請)の審査期限は、5月21日だ。
SECは今回、ビットワイズのビットコインETFの審査期限を延期するとともに、パブリックコメントの募集を開始した。
2019年はビットコインETFは通らないとみる専門家もいる。
仮想通貨起業家で米経済番組CNBCのレギュラーであるブライアン・ケリー氏は、「可能性ゼロ」と予想した。
ETF(上場投資信託)は、株や債券、通貨、商品などの指数と連動する投資信託。ビットコインETFの場合は連動する資産がビットコインとなる。機関投資家はETFに対して親近感があり、ビットコインETFが認可されれば、仮想通貨市場に多額マネーが流入すると考えられている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版