トルネードキャッシュDAOは、多くのソーシャルメディアユーザーが米財務省の外国資産管理局(OFAC)によって課せられた制裁に異議申し立てする方法をコミュニティが議論していると報告した後にオフラインになりました。
トルネードキャッシュDAOは、2160万ドルを管理するトレジャリーのマルチシグウォレットの署名者として、そのガバナンスレイヤーを追加することをコミュニティメンバーが満場一致で投票した議論の後、オフラインになったと伝えられている。分散型自律組織(DAO)がオフラインとなった原因は不明だが、月曜日に発表された米国の制裁をきっかけに、ほかの当局や民間団体が取った一連の措置に続くものだ。
この4日間で、サークルは米財務省当局がリストアップしたアドレスに関連する7万5000USDコイン(USDC)の資金を凍結した。dYdXはトルネードキャッシュに関連する資金を持つ一部のユーザーのアカウントをブロックしたほか、AlchemyとInfura.ioはトルネードキャッシュへのリモートプロシージャコールをブロックしている。
金曜日には、オランダの金融犯罪捜査を担当する当局が、マネーロンダリングにほう助したとしてトルネードキャッシュ開発者の逮捕を発表している。
このようなブロックや凍結のほかm、トルネードキャッシュ共同創設者であるローマン・セメノフ氏は、開発者プラットフォームGitHubで彼のアカウントが停止されたという。
Discordのユーザーは、トルネードキャッシュのチャンネルが金曜日にアクセスできなくなったと報告している。記事記事執筆時点では、トルネードキャッシュのTelegramグループはまだアクティブだ。
Here's the list of Tornado Cash resources that were banned
— ️ Tornado.cash ️ (@TornadoCash) August 9, 2022
- Tornado Cash @GitHub organization
- personal @GitHub accounts of TC contributors
- all $USDC on Tornado Cash contracts @circlepay
- @infura_io RPC
- @AlchemyPlatform RPC
- https://t.co/SHvgEjTOMV domain @eth_limo
Discordを含む一見中立的なチャンネルが、米国の制裁に対応して停止されるのか、その理由は不明だ。しかし、連邦金融機関審査委員会と外国資産管理局の共同声明によると、トルネードキャッシュの制裁対象リストに基づく禁止取引には、「制裁対象団体からのソフトウェアパッチのダウンロード」が含まれると解釈される可能性がある。制裁に従わない場合の罰則は、高額な罰金や懲役刑が含まれる。
仮想通貨についても教えているコロンビアビジネススクールのオミド・マレカン教授は、「史上初めて、米国政府はソフトウェアとのやり取りを犯罪化した」とコインテレグラフに語る。
「これは、人々や企業、政府を制裁する彼らの伝統的な命令から大きく逸脱している。問題のプロジェクトは確かに犯罪者・ハッカーによって資金を難解化するために使われてきた証拠があるが、合法的な使い方も多くある」
制裁が行われる前、イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシーを維持するため、トルネードキャッシュを使ってウクライナに資金を寄付したと述べている。
火曜日には、匿名の人物がトルネードキャッシュを使って多くの有名人にイーサ(ETH)を送り、制裁措置に挑むような試みをしている。