ビットコイン価格分析
ビットコインは9月7日に20日間指数平滑移動平均線(EMA)である26,419ドルに到達したが、強気派がこのハードルを乗り越えることはできなかった。これは、弱気派が20日間EMAで強く抵抗していることを示している。

しかし、弱気派が24,800ドルという重要なサポートに挑戦しなかったことから、安値では売却の動きはで低調なようだ。相対力指数(RSI)は、弱気の勢いが弱まっていることを示すため、ポジティブダイバージェンスを形成しようとしている。
強気の最初の兆候は、BTC価格が20日間EMAを上回り、その上で28,143ドルに到達することだ。そうなれば、継続的な回復への道が開かれるだろう。
逆に、24,800ドルのサポートが崩れると、BTC/USDTペアは下降トレンドを開始する可能性がある。24,000ドルはサポートとなるが、下落を止める可能性は低いだろう。BTCは最終的に20,000ドルという極めて重要なサポートに到達するかもしれない。
イーサリアム価格分析
イーサリアムは20日間EMA(1,668ドル)と1,626ドルという堅固なサポートの間で狭いレンジ内で取引が続いている。

強気派が20日間EMAのハードルを超えることができないと、下落のリスクが高まるだろう。1,626ドルを下回ると、ETH/USDTペアは8月17日の安値である1,550ドルを再び試す展開となる可能性がある。このサポートが崩れると、ペアは1,368ドルまで急落する可能性があるため。強気派が積極的に買い込むかもしれない。
強気派にとって時間がなくなっている。崩壊を防ぐには、まずETH価格を20日間EMA以上に押し上げ、その後1,762度折るの50日間単純移動平均線(SMA)に到達するための上昇を試みなければならない。これにより、ETHが2,000ドルと1,626ドルの間で数日間レンジ相場になる可能性が高くなる。
XRP価格分析
強気派は9月6日にXRPが0.50ドルを下回った際に購入したが、強い反発が始まらなかったことから、高値での需要がないことを示唆している。

弱気派は、XRP価格を0.50ドル以下に引き下げることで、さらに地位を強化しようとするだろう。それが成功すれば、XRP/USDTペアは次の主要サポートである0.41ドルまで急落する可能性が高い。0.50ドルと0.41ドルの間に大きなサポートがないため、この下落が急なものになる可能性が高い。
逆に、XRP価格が現在のレベルから再び上昇すると、強気派が0.50ドルをサポートに転換しようとしていることになる。20日間EMAを超えると、XRPが0.50ドルと0.56ドルの間でしばらく揺れ動く可能性が高くなる。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。