BTC/USDT

ビットコインの18,626ドル以下への下落で強気派が買っているが、20日間指数平滑移動平均線(EMA、19,841ドル)を上回ることができなかった。このことは、弱気派が優位性を手放す気分でないことを示している。これにより、6月の重要な安値である17,622ドルを再び試す展開となる可能性が高まっている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

17,622ドルを下回って終値を付けることになれば、市場にパニックを引き起こし、BTC/USDTペアは14,500ドルの次の主要サポートにまで急落する恐れがある。

移動平均線が下降しているため弱気派優勢となっているが、相対力指数(RSI)は売り圧力が減少していることを示唆している。強気派が20日間EMAを上回り、価格を維持すれば、この見方は強まるだろう。

この場合、50日間SMA(21,200ドル)と22,799ドルの間のレジスタンスゾーンに向けて価格が上昇するだろう。このような動きは、BTCが17,622ドルから25,211ドルの大きなレンジ内での底打ち形成を長く続ける可能性を示唆することになる。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は過去数日間、下降チャネルパターンの内側で取引されている。チャネルでは、トレーダーは通常、サポートライン付近で買い、レジスタンスライン付近で売ることになる。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

9月21日に弱気派がチャネルを下抜けしようとしたが、強気派がこのレベルを守ることに成功した。強気派は20日間EMA(1,467ドル)まで押し上げようとしたが、ここで弱気派の厳しい抵抗に直面する可能性がある。

もし価格が現在のレベルまたは20日間EMAから下落に転じた場合、センチメントは依然としてネガティブであり、トレーダーは小さな上昇のたびに売っていることを示唆することになる。その場合、弱気派は再びチャネルを下回り、心理的なサポートである1,000ドルに挑戦しようとするだろう。

逆に、20日間EMAを上抜けした場合、チャネルのレジスタンスラインに到達する可能性がある。チャネルを上抜け、終値を付けた場合、トレンド転換を示すものになるだろう。

XRP/USDT

XRPは9月20日に0.41ドルの直上のレジスタンスを突破した。弱気派は9月21日に積極的な強気派を罠にはめようとしたが、強気派は別の計画を立てていた。彼らは下落時に勢いよく購入し、9月22日に価格を直上のレジスタンス以上に押し上げた。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

0.30ドルから0.41ドルのレンジをブレイクした際のパターンターゲットは0.52ドルで、9月23日に同レベルに到達した。この急激な動きは、RSIを買われすぎの領域に押し上げ、短期的に小幅な調整または保ち合いを示唆するものだ。9月23日のローソク足の長い上ヒゲは、高値圏での利益確定を示している。

通常、レンジ相場からブレイクアウトした後、ブレイクアウトレベルを再び試す傾向がある。この場合、価格は0.41ドルまで下落する可能性がある。強気派がこのレベルをサポートに反転させれば、XRP/USDTは上昇を再開しようとするだろう。価格が0.56ドルを超えて上昇した場合、次のターゲットは0.66ドルになるだろう。一方、0.41ドルの下抜けは、直近のブレイクアウトがベアトラップであったことを示唆するものとなる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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