ペイパルは英国の居住者向けにビットコインとイーサ、ライトコイン、ビットコインキャッシュの取引が利用できるようになったと発表した。同社が仮想通貨取引を提供するのは、2020年11月に開始した米国以外では初めてだ。

ペイパルの仮想通貨部門のシニア・エグゼクティブを務めるホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏は、サービス開始の大きな理由としてパンデミック時における「マネーのデジタル化」を挙げた。

「当社の世界的な事業展開、デジタル決済の専門知識、消費者と企業に関する知識、そして厳格なセキュリティとコンプライアンスの管理を組み合わせることで、英国の人々が仮想通貨を利用するのを支援するユニークな機会と責任を提供する」

欧州諸国の中で、英国におけるペイパルの普及率は最も高く、月間アクティブユーザー数は200万人を超えているという。

ペイパルが英国でも仮想通貨サービス展開については、先月、CEOのダン・シュルマン氏が投資家に向けて、英国でまもなくサービスを開始する可能性が高いと発言していた。既報のように、同社は分散型金融(DeFi)の動向にも注目している。