ドイツの警察と欧州刑事警察機構(ユーロポール)は、世界で2番目に大きいとされるダークウェブ上における販売ネットワークを閉鎖し、6桁に及ぶ仮想通貨を押収した。ユーロポーロが3日に発表した

この販売ネットワークは「ザ・ウォール・ストリート・マーケット」と呼ばれている。ドイツの警察当局などは、拘束中の容疑者らから55万ユーロ(約6800万円)以上と6桁に上るビットコイン(BTC)とモネロ(XMR)を押収したそうだ。また、複数の車やコンピューター、ハード・ドライブなども差し押さえたという。

「ザ・ウォール・ストリート・マーケット」には115万人以上のユーザーがおり、そのうち5400人ほどがドラッグや盗んだデータ、偽文書、マルウェアなどの販売者として登録されていたそうだ。

またユーロポーロは、フィンランドの当局がヴァルハラ(Valhalla)と呼ばれるダークウェブの販売ネットワークを閉鎖したことも同時に発表。「かなりの量のビットコイン」を差し押さえたという。ヴァルハラは2013年から匿名で運営されていたという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版