サーモンの養殖会社サーマックとスモークサーモンを製造するラベリは、IBMのブロックチェーン技術を活用してサプライチェーンの追跡を開始した。サーマックが11月20日にプレスリリースで述べた。

IBMのブロックチェーンプラットフォーム「フード・トラスト」で、顧客らはすべてのサーモン製品の情報をQRコードで追跡できる。追跡できる情報に関して、以下のように記載している。

「(魚の)起源、いつ孵化(ふか)したのか、どの淡水施設から来たのか、海水から移動したときの大きさ、どの海水施設で養殖したのか、その他ワクチン接種の有無や健康状態や摂取したエサの種類や捕獲した時期など」

ラベリは、ノルウェーのスモークサーモン製品2種類向けにトレーサビリティシステムを展開。卵から製品までの情報をたどることができる。

サーマックのノルウェーの販売ディレクターのブレード・ロフスガード氏は、顧客からさらなる透明性を求める声があり、今回のプロジェクト開発に至ったと話している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン