リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、フォーチュンのインタビューに答え、フェイスブックのリブラは2022末の時点で立ち上がっていないだろうと予測した。
世界各国の規制機関から懸念の声が相次いでいるが、リブラの関係者は2020年中の立ち上げを明言している。
ガーリングハウス氏は、規制当局からの反発は「本質的なもの」とし、次のように述べた。
「リブラは2022年末になっても立ち上がっていないことに賭けるよ」
また、同氏はフェイスブックが牽引しているプロジェクトである点を問題視。「フェイスブックが矢面に立っていなければリブラへの好感度はもっと良かったかもしれない」と話した。
「フェイスブックはもともと世界中の政府の標的になっている」
フェイスブックは、大量の個人情報を流出させるなど、プライバシー保護の観点から批判されている。
XRPと原油
また、ガーリングハウスCEOはXRPが証券でない理由を改めて説明した。
「大きな違いは、XRPレジャーがリップル社の前に存在していた点だ」と指摘した。
「もちろん、我々はXRPレジャーの成功に利害関係を持っている。我々はたくさんのXRPを持っている。しかし、それはエクソンが大量の原油を持っているのとちょっと似ているだろう。だからといって原油が証券になるわけではない」
リップル社は、先月末、XRPを販売することで米国の証券法に違反したとする訴訟を退ける申し立てを行った。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版