仮想通貨(暗号資産)取引所ディーカレット(Decurret)は、3メガバンクとJR東日本など10社ほどとデジタル通貨や電子マネーの連携に向けた勉強会を開催する。日経新聞が報じた。ディーカレットが事務局として進める予定で、同社が3日午後13時から記者発表を行う予定だ。

勉強会には金融庁や経済産業省、日銀なども参加する。

みずほ銀行はデジタル通貨「Jコイン」をすでに発表。QRコードを活用したスマホ決済サービス「Jコインペイ」として飲食店などで加盟店を広げている。三菱東京UFJもデジタル通貨「coin(通称MUFGコイン)」の発行を目指している。

日経によると、勉強会では「Jコインペイ」の利用者がJR東日本でのスイカでも支払えるように連携することなどを検討する。今秋にも方向性を出すという。

ディーカレットはこれまでにもKDDIとauフィナンシャルホールディングスなどとともにデジタル通貨の共同検証を実施。B2Bでの決済を想定し、異なるプラットフォーム間を結ぶことを狙いとしていた。