米国拠点の仮想通貨決済プロセッサーのビットペイ(BitPay)は15日、ステーブルコインの受け入れを開始したと発表した。現在、ジェミニドル(GUSD)とサークルUSDコイン(USDC)での決済をサポートしている。

ジョージア州アトランタで2011年に設立されたはビットペイは、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)による支払いサービスを提供し、世界中の企業2万社の顧客ベースを持っている。

GUSDとUSDCは、規制された仮想通貨取引所ジェミニとサークルによって発行されたイーサリアム(ETH)ブロックチェーンベースのステーブルコインだ。価値は米ドルに1:1の比率で固定されているため、ボラティリティのリスクが軽減されている。

ビットペイはブログ記事で、ステーブルコインは国境のないブロックチェーン上にあるため、マーチャントはたとえ銀行口座を保有していなくても、世界中のどの地域でも決済を受けることができると説明している。また、加盟店が20 GUSDまたは20 USDCの十分な決済残高を得た後、24時間以内に決済可能と主張している。

先月、ビットペイのソニー・シンCCOは、仮想通貨市場は現在、進歩の新たな段階にあると語った。シン氏は、アルトコインは以前のレベルに「決して戻ってこない」が、 BTCは「来年リバウンドする」と予測している。

今日、仮想通貨取引所OKEx は、トゥルーUSD(TUSD)、USDコイン(USDC)、ジェミニドル(GUSD)、パクソススタンダードトークン(PAX)のステーブルコイン4種の上場を発表した。ステーブルコインは、香港時間の午後5時に預け入れ利用可能になり、引き出しは16日から開始される。

今日、テザーは、歴史的な取引範囲を下回って価格の大幅に下落した。USDT価格急落の理由は確認されていないが、市場の信頼の喪失が売却を招いた可能性が指摘されている。昨日、ブルームバーグの記事によると、米ドルによって1:1に裏付けされると主張するテザーには、透明性が十分に確保されていないため、投資家は「信用を失っている」という。コインマーケットキャップによれば、テザーは0.58%安の0.98ドルで取引されている。