仮想通貨相場は、10日の急落以降、方向感の出にくい状態だ。コインマーケットキャップによると、17日の仮想通貨相場は、時価総額トップ10のうち4つがプラスだった。
Market visualization from Coin360
仮想通貨市場全体の時価総額は、16日とほぼ変わらず2800億ドル。先週の半ばにつけた最低値である2640億ドルからは回復している。
Total market capitalization chart from CoinMarketCap
ビットコイン(BTC)は、執筆時点で6505ドルと、24時間前とほぼ同じ価格で推移している。
Bitcoin price chart from Cointelegraph’s Bitcoin Price Index
イーサリアム(ETH)は、17日の高値である500ドル付近で取引されている。過去24時間では0.35%の上昇。
Ethereum price chart from Cointelegraph’s Ethereum Price Index
時価総額トップ10のうち過去24時間でIOTAが2.16%のマイナスと最も下落していて、現在は1.18ドルで推移している。
EOSは2番目に下げ幅が大きく、24時間で1.3%の下落。現在は10.58ドルで推移している。イーサリアムとの競合を目指すEOSのブロックチェーンが16日に稼働してから48時間も経たずに「技術的な問題」のために一時停止したが、17日に再び稼働を始めた。
コインマーケットキャップによると、仮想通貨トップ20のうちバイナンス・コインとヴィチェーンの上げ幅が過去24時間で最も大きい。バイナンス・コインは、約8.4%上昇して17.15ドル、ヴィチェーンは、ほぼ6%上昇して現在は3.11ドルで推移している。