欧州の仮想通貨投資企業KR1は、今年6月末までの半年間で560万ドル(約6億円)の収益をあげた。9月30日にブルームバーグで中間報告を発表した。コスモスネットワーク公開の成功が背景にあるとしている。

KR1のジョージ・マクドノーCEOは、ビットコイン(BTC)が2018年後半の3200ドルから今年1万3000ドルに跳ね上がったことを強調している。同社の利益は、コスモスネットワーク公開の成功がきっかけだともしている。同社の最も成功している投資の1つだと述べている。

コスモストークン(ATOM)に投資するというKR1の戦略によって、今年3月14日のコスモス公開からの3カ月半で14万3621ドル(約1550万円)の収益をあげている。

コスモスは、「ブロックチェーンのインターネット」とよばれ、異なるブロックチェーン間を結びつける。インターネット同様にインターオペラビリティ(相互運用性)とスケール性を持った独立したブロックチェーンのネットワークだ。

ジョージ・マクドノーCEOは、ブロックチェーンのインターオペラビリティ・プロトコル「ポルカドット」や、Dfinityを含むPoSブロックチェーンのプロジェクトは、健全なキャッシュフローを生み出すとして、自信をみせている。

KR1はまた、分散型ネットワークの運用に誰もが参加できるシステムを構築するスタートアップのコモンウェルスラボにも関与している。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版