コインベースウォレットの新機能が、仮想通貨をより広い市場にアクセスしやすくするサービスとして注目を集めている。この機能により、リンクを介してiMessage、テレグラム、WhatsApp、フェイスブック、インスタグラム、TikTokなどの人気ソーシャルメディアサイトやメッセージングアプリを通じて仮想通貨を送金できるようになった。

コインベースは12月5日のブログ投稿で「ユーザーはリンクを共有できるあらゆるプラットフォームで資金を送ることができる」と説明する。また米ドルステーブルコインであるUSDコイン(USDC)を送金する際には手数料がかからないことも強調した。

リンクをクリックすると、受取人はデバイスのアプリストアに誘導され、コインベースウォレットをダウンロードする。ダウンロードしていない場合は、ワンクリックでウォレットを作成できるとコインベースは指摘している。資金が2週間以内に請求されなければ、送金者に返却される。

さらに、コインベースはウォレットに「シンプルモード」を導入し、新規ユーザーやテクノロジーに精通していないユーザーを支援する。このモードでは、資産の購入、送金、受取、閲覧といった基本的な機能のみを表示する。

コインベースは、新機能が国際送金の複雑さを解決することを目指していると言う。同社は、銀行送金がしばしば高額な手数料や多くの書類を必要とし、資金が到着するまで最大5営業日かかることがあると主張している。

グーグルファイナンスによると、コインベース(COIN)の株価は2023年にこれまで300%超上昇し140ドルに達したが、2021年11月12日の最高値343ドルからは59%下落している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン