カナダの規制当局は、FTX破綻とその余波を受けて、仮想通貨投資家の保護を強化するための措置を講じている。

カナダの州・準州の証券規制当局の評議会であるカナダ証券管理局(CSA)は12月13日、同国で活動する仮想通貨取引プラットフォームに対する取り組みのアップデート情報を発表した

CSAは、当局が既存の要件を拡大することで、仮想通貨取引プラットフォームの監督に対するアプローチを強化してきたとしている。

この発表によると、カナダで活動するすべての仮想通貨取引所(国内および海外の会社)は、新たに拡大された要件に従わなければならず、カナダのいかなる顧客に対しても、証拠金やレバレッジ取引サービスの提供を禁止するとのことである。

また拡大された要件では、カナダ国内の仮想通貨交換サービスプロバイダーに対して、プラットフォームの自己勘定から保管資産を分離するよう求めている。

CSAは、「カストディアンは、一般的に、カナダ、米国、または金融規制に関する監督体制を持つ同様の法域の金融規制当局によって規制されている場合、適格とみなされる」としている。

CSAは、これらの措置が採用されても、暗号資産や関連する金融商品はリスクの高い投資であると強調し、投資家はCSAに登録されたプラットフォームのみを使用して投資するよう訴えている。