ビットコインは29日、7500ドルを下回った。昨年11月以来の安値のレベルに戻るほど、下押し圧力を受けた。

 ツイッターが仮想通貨の広告を26日に禁止すると発表して以来、トレーダーにとって憂鬱な日々が続いている。 BTC/USDはコインテレグラフ価格指数で7450ドルまで落ちた。

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 主要なアルトコインも軒並み下落。イーサリアム(ETH)は409ドルまで下落、月次損失が50%以上拡大するものだ。

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 ツイッターの仮想通貨禁止は、フェイスブックとグーグルに続いて3番目となる。ビットコインやアルトコインの価格への波及効果は明らかだ。 BTC/USDは、2月6日の6000ドルを下回る一時的な落ち込みを除き、今年最も低い水準まで下落した。

 ソーシャルメディアでは、この下落が一時的なものなのかどうかで議論が交わされた。長期でみれば、「ヘルシー」であり、価格はなお安定的だという意見もあった

 大手のメディアも楽観的な見方をしている。メディアのコメンテーターは、ライトニングネットワークといった新し技術の導入や規制の改善もあり、ビットコインの健全性は高いと指摘している。

 一方、ツイッターの禁止措置は、ジャック・ドーシーCEOがビットコインを絶賛したのとは対称的だ。ドーシー氏は、仮想通貨が「10年以内にインターネットと世界、両方で唯一の通貨となる」と語っていた