シンガポール本拠のヴィチェーン(VeChain)財団は11月7日、ヴィチェーンソー(VeChainThor)ブロックチェーン基盤の食品・飲料業界向け追跡システム「フードゲート(Foodgates)」を発表した

ヴィチェーンによると、各種認証サービスを提供するDNV GL、ロジスティクス・サプライチェーン構築企業ASIグループの協力のもとフードゲートを開発し、中国政府が貿易自由化・経済グローバル化支援のため主催したイベント「中国国際輸入博覧会(CIIE)」において明らかにしたという。

ヴィチェーンのケビン・フェンCOOは、「検証可能な情報と、耐改ざん性に優れるブロックチェーンの組み合わせは、フードゲートの大きな特徴となっている」とコメントした。

また、プレスリリースによるとフードゲートはすでに稼働済みという。仏・マクロン大統領と中国・習近平主席が11月5日に出席した試食会において、マクロン大統領が紹介した牛肉の輸入に利用したそうだ。

なお今回の発表を受けてか、仮想通貨ヴィチェーン(VET)の価格が週ベース一時40%近く上昇した

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版