米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)は20日、ビットコインの値動きは米株S&P500に上場している約3分の1の株式よりもボラティリティが少ないことを明らかにした。
ヴァンエックはブログ記事の中で、ビットコインは「伝統的な株式市場や資本市場の外では新興でボラティリティの高い資産」と長く捉えられてきたが、実際には世界の大企業と同等の安定性を持っていることを指摘した。
1年の累計で、S&P500銘柄の29%がビットコインよりもボラティリティが高く、90日ベースでも22%が同様に高かったとヴァン・エックは述べている。
同社は最近、機関投資家はビットコインを保有することを検討すべきであると主張するレポートを発表している。
さらに、ヴァンエックが前回のビットコインETFを申請した際にあった規制上のハードルを考えると、今回の最新の調査は、SECのビットコインに対する恐怖心を和らげることを目的としているのかもしれない。
今回のレポートで以下のように指摘した。
「現在、米国のビットコイン上場投資信託(ETF)はない。しかし、上記の比較に基づくと、ビットコインETFは、S&P500や関連商品のような有名な指数やETFの多くの銘柄と同様のボラティリティ特性を示す可能性がある。」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン