米国証券取引委員会(SEC)は8日、分散型取引所イーサデルタ(EtherDelta)の創業者ザッケリー・コバーン氏を起訴したと発表した米国証券法によって有価証券とみなされるトークンを無許可で発行していたという。今後、SECによる取引所の取り締まりが強化されると言う報道も出ている。

イーサデルタは、イーサリアム基盤にした分散型取引所。利用者は、運営者を介さずにスマートコントラクトを使ってERC20のトークンを直接取引できる。SECによると、イーサデルタは当局による許可がないまま運営。過去18ヶ月間、SECが証券とみなしたDAOなどのERC20トークンを届け出のないまま取引していた。

コバーン氏は、SECに協力することに同意。被害者救済のための原資として30万ドル(約3420万円)、判決前利息1万3000ドル(約148万円)と罰金7万5000ドル(約855万円)の支払いにも同意したと言う。SECは、もし協力しなかったら、さらに罰金を科していただろうと述べている。

SECによる仮想通貨取引所の取締りは今後本格化するという見方が出ている。

8日付のコインデスクは、SECに近い関係者の話として、仮想通貨トレーディングプラットフォームの取り締まりは、SECにとって大きな優先事項となっていると報じた。

 

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