スタンフォード大学がブロックチェーン研究所を設立

 スタンフォード大学がイーサリアム財団の一部支援を受け、ブロックチェーン研究所を設立した。スタンフォード大学エンジニアリングが20日、ウェブサイトで発表した。

 同大学の公式発表によれば、この研究所はブロックチェーン技術が従来の産業構造をどう変えるのかを調査するために設立されたという。

 イーサリアム(ETH)のヴィタリック・ブテリン共同創業者は20日にツイッターで、このブロックチェーンへの取り組みに対する同財団の支援についてつぶやいた。

「この取組みをサポートできて光栄です!」 - Vitalic Buterin

 同ブロックチェーン研究所はイーサリアム財団に加え、プロトコルラボ、インターチェーン財団、オミセゴー、ディーフィニティ財団、ポリーチェーンキャピタルからも寄付を受けている。

 5年間の予備調査プログラムは、コンピューターサイエンスのダン・ボネ教授とデヴィッド・マジエール教授が指揮を執り、その他にも同大学のエンジニアリング、素粒子物理学、法学の教授陣が参加する。この取り組みではブロックチェーンの研究だけではなく、ブロックチェーンの実装に関する講座も開発する。金融分野に適用できるものから、その他の分野でのデータ管理まで扱う予定だ。

 スタンフォード大学の発表の中で、暗号化とコンピューターセキュリティーの専門家であるボネ氏は、「ブロックチェーンは世界的にビジネスを展開する上で、徐々にその重要性が増していくだろう」と述べ、次のように付け加えた。

「スタンフォードはこの技術が持つ多くの波及効果を向上させ、応用し、理解する取り組みの最前線にいるべきだ。(中略)ひとたび詳細を知れば、この分野がコンピューターサイエンスを含むあらゆる領域で、多くの博士号論文を生み出すであろうことを容易に認識できるだろう」

 ブロックチェーン教育は、世界中の他の大学でも提供されている。オーストラリアのある研究型大学は2月、ブロックチェーン講座を立ち上げた。6月初旬にはリップル(XRP)が、ブロックチェーン教育プログラムを支援するため、世界各国の大学17校に対して5000万ドルを寄付している