「ビットコイン伝道師」と呼ばれるロジャー・バー氏が11日にツイートを更新し、ツイッターのジャック・ドーシーCEOがビットコインのライトニングネットワークに夢中な理由として、ライトニングラボのエリザベス・スタークCEOとの「ロマンティックな関係」がある推測。物議を醸している。

「ジャックが不合理にもライトニングネットワークに肩入れしている理由は、彼がライトニングラボのエリザベス・スタークCEOとロマンチックな関係がある(もしくはあった)ことではないかという理論を考えている」

バー氏が支持するビットコインキャッシュは、ビットコインより決済スピードが速くて安いことを謳っている。ビットコインはライトニングネットワークの導入でスピードと手数料面で改善を目指しているものの、バー氏はしばしばライトニングネットワークを批判してきた。

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一方、ドーシーCEOはビットコインの熱狂的な支持者として知られており、今年2月にはライトニングネットワーク普及を目指すための実験「ライトニング聖火リレー(Lightning Torch)」への参加を表明した

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批判相次ぐ

今回のバー氏の発言には批判の声も多い。

仮想通貨アナリストのWhalePandaは、「彼のコインの存在感が薄れる中、議論を呼ぶことを言うことで人々の注目を引きつけようとしている」などと批判。主要メディアやカンファレンス、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏に対してバー氏を持ち上げることをやめるように求めた。

これに対してブテリン氏は返信「ロジャーのコメントはクレイジーであり、すぐに謝罪をすることを希望する」と述べた。

また、サイファーパンクのメンバーの1人であるジェームス・ロップ氏は、「あなたがその『理論』を広げている理由はあなたが自暴自棄になっているからだというのが私の理論だ」発言した