新しく設立されたXRPレッジャー財団は、リップル(Ripple)、コイル(Coil)、ゲートハブ(GateHub)から650万ドルを調達した。この非営利でオープンな組織は、XRPトークンが実行されるブロックチェーンであるXRPレッジャー(XRPL)の開発を加速することを目的として設立された。

資金を投入した3つのプラットフォームはすべて、XRPレッジャーに基づいて構築されている。レポートによると、XRPレッジャー財団はXRPLインフラを改善および開発し、プラットフォーム上でスケーラブルで持続可能なプラクティスを推進することを目的としている。

この財団はまた、バリデーターのパフォーマンスを評価するチェックボックスの客観的なリストを作成し、開発者とユーザーの両方のアクセシビリティを強化するツール開発をサポートすることを目指している。リップルのデビット・シュワルツCTOによると、XRPレッジャー財団の理事会は、XRPL開発者であるウェイスト・ウィンド氏など、多くの馴染みの人物たちで構成されている。

XRPレッジャー財団の法律顧問を務めるバラト・チャリ氏は、「財団は、XRPレッジャーのさらなる革新と使用のためにエコシステムの利害関係者と協力でき、非常に満足している。私たちは、開発者エコシステムの成長に完全なサポートを提供することを約束する」と述べている。

この発表では、財団とは独立して運営され、イベントに焦点を当て、XRPLの採用を促進する「XRPコミュニティファンド」を設立する計画についても説明している。財団はまた、今後の課題に取り組むため、学術機関や非営利団体を含む幅広いコミュニティと協力するための追加の資金も求めている。

今年のXRPのパフォーマンスは比較的落ち着いたものになっているが、リップルは世界中の銀行と提携においては進捗がある。ほんの2日前、リップルはインド最大の民間銀行HDFCと提携し、XRPLを使用してより高速で安価なトランザクションを可能にしたと発表している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン