人工知能エコシステムのマルチバース・ラボ(Multiverse Labs)は、アラブ首長国連邦(UAE)にメタバースシティを立ち上げた。これによって、地域の観光産業を強化するという。

マルチバース・ラボは、「シャールジャバース(Sharjahverse)」と名付けたこの新しいメタバースシティを、首長国の1000平方マイルの面積を網羅する「フォトリアリスティックで物理的に正確な」メタバースと表現。この仮想都市は、地元の観光産業を支援し、新たなメタバース雇用を創出する可能性がある。

このメタバース・シティは、シャールジャの観光産業を推進する政府機関シャールジャ商業・観光開発局(SCTDA)の支援を受けている。SCTDAの会長であるカリド・ヤシム・アルミドファ氏は、この新しい構想は「大衆向け観光産業を、次世代の持続可能な手法に転換する」ことを意図しているという。そのため、シャールジャバースは首長国の「ほとんどすべての場所へのアクセス」を提供すると強調した。

シャールジャはUAEで2番目に人口の多い首長国で、約180万人が住んでいる。シャールジャバースは首長国全体で閲覧可能になる。