米国の仮想通貨取引所のコインベースは11日、イーサリアムクラシック(ETC)の取り扱いを始めると発表した。この発表を受け、ETCの価格は25%超上昇した。

(来月、コインベースにイーサリアムクラシック(ETC)のサポートを追加することをお知らせいたします)

 協定世界時(UTC)の午前1時14分、ETCは12.89ドルで取引されていたが、その後、25%以上の上昇を見せ、16.15ドルをつけた。

Ethereum Classic over the 24-hour period from Coinmarketcap

Ethereum Classic over the 24-hour period from Coinmarketcap

 イーサリアムクラシックは、2016年のハードフォークの時、イーサリアムの変更に反対する開発者が作成したものだ。現時点では、時価総額は約15.6億ドルで第18位の仮想通貨だ。現在は15.31ドルで取引されている。

 コインベースは現在、4つの仮想通貨に対応している。ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)だ。コインベースの   ブログ記事によれば、技術的な作業が完了した後にローンチの日付を発表するとしている。この作業には数か月かかるとしている。

“[W]e will now begin the engineering work (Step 4) for supporting Ethereum Classic. As part of this process, customers can expect to see public-facing APIs and other signs that the asset is being added. When we reach the final testing phase of the technical integration, which we expect to occur over the next few months, we will publicly announce a launch date for trading via our blog and Twitter (Step 5).”

〔イーサリアムクラシックをサポートするためのエンジニアリング作業(ステップ4)が始まった。このプロセスの一環として、顧客は、APIのほか、資産が追加されたことのほかの兆候も見ることができるようになるだろう。これは数か月後になるはずだ。私たちのブログやツイッターで取引の開始日を公表する予定だ(ステップ5)〕

 コインベースは5月、ERC20のサポートする意図を発表したが、今後上場させる仮想通貨については将来明らかにするとしていた。コインベースは、ERC20トークンをサポートするという決定は、「コインベースのプロダクトでERC20のアセットをサポートする道を開く」と述べていた。