オランダ銀行(中銀)のポリシーアドバイザーは、ビットコインの価格は、グーグルの仮想通貨検索の結果に一致して変わると主張した。CNBCが8月31日伝えた

 CNBCのインタビューで、オランダ中銀のJoost van der Burgt 氏は、昨年12月にビットコイン先物が始まった時にこのトレンドがはっきりしたと指摘した。

「ビットコインがニュースになる時はいつも、それが良いものでも悪いものでも、価格が上昇した」

 ビットコインが昨年12月の最終週から始まった損失を相殺できずにいる状況は、伝統的な金融業界からビットコインの将来の見通しについての様々な言説が出された。

 経済学者ヌリエル・ルビーニ氏やロバート・シラー氏は、ビットコインは高い価格を長期間維持できないと繰り返し、ビットコインはバブルであるという考えを強調した。Joost van der Burgt 氏は、このバブルの崩壊はまだ決定的には起こっていないと示唆した。

「私がこう考える理由は、完全にバブルが弾けるレベルに達する前に、ビットコイン先物の導入で、このバブルはしぼんでいると思うからだ」

 同氏はビットコインに反対の立場を取っている訳ではない。4月に発表したサンフランシスコ連邦準備銀行のレポートで、Joost van der Burgt 氏は、ハイマン・ミンスキーの金融不安インデックスを使いながら、ビットコインのバブルについて議論し、ビットコインが本物のイノベーションになりうるとの考えを否定しなかった。

 「ビットコインは我々が今までに目撃したものとは異なるだろう。今から数十年ののちに、時価総額は急上昇し、新たな世界通貨の地位を獲得するかもしれない」