仮想通貨業界の大手市場調査・追跡会社であるコインマーケットキャップは、仮想通貨取引所に関する新たな金融情報を提供すると発表した。
「プルーフ・オブ・リザーブ(PoR)トラッカー」は、ある瞬間の流動性を透明化する。発表によると、トラッカーは、取引所の総資産、資産の保有割合、仮想通貨のパブリックウォレットアドレスなどが表示されている。
コインマーケットキャップによると、PoRトラッカーは5分ごとにデータを更新するという。11月22日、同社はユーザー向けにツールの操作方法をツイートした。
NEW #CMC Feature: Exchange’s Proof of Reserves
— CoinMarketCap (@CoinMarketCap) November 22, 2022
Proof of Reserves (PoR) provides transparency to #cryptocurrency reserves through a verifiable auditing practice.
pic.twitter.com/HlNbUGzOYE
5つに分かれたツイッターのスレッドでは、バイナンスが例として挙げられ、ウォレットアドレスには650億ドル以上が記載されている。PoRの情報が利用可能なその他の取引所には、クーコイン、ビットフィネックス、OKX、バイビット、クリプト・ドットコム、フォビが含まれている。
バイナンスのCEO兼共同創設者のジャオ・チャンポン氏(通称CZ)は、コインマーケットキャップのこの新たな機能をバイナンスのページへのリンクでリツイートした。ツイッターの仮想通貨コミュニティの中には、この機能を「素晴らしい透明性が追加された」と支持する声も出ている。
CZは、現在進行中のFTXの流動性危機を受けて、PoRを提供することを他企業に先駆けて発言していた。
11月10日には、ウォレットアドレスとアクティビティを含むPoRを公開した。