米商品先物取引委員会(CFTC)は26日、主要なステーブルコインプロジェクトとの間で会合を開催した。CFTCの幹部はステーブルコインについて、前向きな評価を述べていた。
CFTCの技術諮問委員会が26日、ステーブルコインプロジェクトとの間で会合を開いた。参加したのはJPモルガンが手掛けるJPMコインやメーカーダオ、そしてパクソスの3つのプロジェクトで、ステーブルコインとカストディやサイバーセキュリティなどの様々なテーマについて議論した。
パクソスのチャールズ・カスカリラCEOは、ステーブルコインのユースケースについて報告した。
またJPモルガンのJPMコインについても、デジタルマーケッツのグローバルヘッドであるエディー・ウェン氏が報告を発表し、現在開発中のプロジェクトについて話をした。
CFTCのブライアン・クインテンズ委員は、会合の冒頭の挨拶の中で、JPMコインはJPモルガンの指定口座に保持される米ドルを裏付けとするデジタル通貨であり、JPモルガンのクライアント間でブロックチェーンを使い即時決済に使用できるように設計されていると述べた。
メーカーダオ財団のスティーブン・ベッカー氏は、ステーブルコインと分散型金融(DeFi)のユースケースについて概要を説明した。
ステーブルコインに対するポジティブ評価
CFTCのクインテンツ委員は、ステーブルコインが近い将来に流動性を持つ交換手段になるというポジティブな見通しを語った。
「ステーブルコインはトークン化により、現実性的な流動性のあり交換手段として機能し、スマートコントラクトの強力な達成手段として機能する可能性がある」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン