このほどテスラ車へのビットコイン支払いを始めたイーロン・マスク氏は、次のステップとして、家賃の支払いをビットコインで行うつもりかもしれない。

家賃支払いについて、マスク氏からの言及はないものの、テスラ販売店の物件を保有する米ロサンゼルスの不動産会社「カルーソ・プロパティ(Caruso Properties)」が7日、物件の家賃支払いにビットコインを受け付けると発表した。同社が仮想通貨取引所ジェミナイが提携することで実現した。

さらにロサンゼルス・タイムズによると、ジェミナイとの提携によって、カルーソ社は資産の1%をビットコインに転換したという。

カルーソ社はカリフォルニア州グレンデールに、テスラの販売店が入居する物件を保有している。

このほど15億ドルのビットコインを取得し、テスラ車の購入にビットコインを受け入れたマスク氏が次に家賃支払いにビットコインを使うかもしれないと期待するのはおかしいだろうか?

カルーソ社のオーナーであるリック・カルーソ氏は、ビットコインを使った家賃の支払いを急ぐ必要はないとしながらも、ビットコインへの投資からすでに利益を得ていることを明らかにした。

「良いヘッジで、素晴らしい投資であることが証明された」と同氏は語っている。

カルーソ氏は、「奇妙で信頼されなかったテクノロジーが、現在はあまり前になっている」とビットコインの普及状況を50年前のクレジットカードの状況になぞらえた。

「ビットコインとブロックチェーンは今後も同じような道を歩むと思っており、我々はその先端を行きたい」

ジェミナイのCEO兼共同創業者であるタイラー・ウィンクルボス氏は、仮想通貨が不動産市場に進出することに「興奮している」と述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン